鍼灸とは
鍼灸は、特定の身体部位を刺激するために鍼や灸を使った歴史ある治療法です。病気の治療や予防に役立ち、現代医療でも効果と安全性が認められています。治療目標は、苦痛を緩和し、回復力を引き出すことです。体表の観察を通じて、病気の反応を特定し、治療を行います。
日本では、「鍼灸師」という国家資格があり、専門的に施術を担当します。アメリカやオーストラリアでは、看護師や理学療法士、医師も鍼灸を治療選択肢の一つとして取り入れています。
鍼灸を選ぶ人が抱える主な症状
鍼灸は、疲労・こり・しびれ・痛みを軽減するだけでなく、様々な効果が期待できる治療法です。体質改善や内臓機能の改善、免疫力の向上にも寄与し、妊婦さんの逆子や不妊症の改善にも役立ちます。さらに美容効果や痩身効果もあるため、健康維持や美容目的で利用する方も多くいます。
神経痛・神経麻痺・痙攣・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
気管支炎・喘息・風邪および予防
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
鍼とお灸について
鍼施術
痛みを取る鍼灸
ツボに専用の細い鍼を刺して刺激を与える施術です。鍼は髪の毛ほどの細さで、痛みはほとんど感じません。この刺激が自律神経系や免疫系に働きかけ、筋肉の緊張を緩和し、血液やリンパ液の代謝を改善します。また、ホルモン分泌を促進し、自然治癒力をサポートすることが目的となっています。
灸施術
体質改善の鍼灸
灸施術は、ツボや患部に熱刺激を与える治療法です。お灸に使われる艾(もぐさ)は燃焼温度が低く、熱くなりすぎず心地良い温度感があります。この温熱作用によって血行が促進され、免疫物質の分泌や造血作用が活性化されます。その結果、身体の機能改善や抵抗力向上などの効果が期待できます。
鍼とお灸のツボとは?
東洋医学は「気(生命エネルギー)、血(血液)、水(リンパ液など)」のバランスが大切で、バランスが崩れると病気や不調が起こるとされています。鍼灸は、「ツボ」を刺激することで体内の「気」の流れを整え、健康を回復させる治療法です。ツボは全身にあり、エネルギーの流れを調整する経絡(けいろ)と関連しています。鍼灸や指圧は、ツボを刺激して経絡の働きを整え、体調を改善する方法です。
その結果、以下のような効果があります。
・筋肉のコリ・しびれ・痛みの緩和
・自律神経のバランス調整
・血流の促進
週に1回の鍼灸治療を受けることで、病気にかかるリスクが大幅に減少します。鍼灸は症状の改善だけでなく、予防医学としても効果的です。
鍼灸治療で使用する医療器
鍼電極低周波治療器
Ohm Pulser LFP-4000A
鍼に電極を取り付けて体内に挿入し、そこに低周波の電流を流すことで、筋肉の収縮やリラックスを促進する効果が期待されます。この医療機器は、痛みの緩和や筋肉のリハビリテーション、神経の刺激などの目的で使用されることが多いです。低周波の電流は、神経や筋肉に直接作用することで、痛みを和らげたり、筋肉の機能を改善する効果があります。
電気温灸器
Shouki E09-04
伝統のお灸をより安全に治療を行うために生まれた「電気温灸器」【加湿】と【飽和状態】を繰り返し、連続のお灸治療を再現した医療機器です。
特定のツボや部位に熱を加えることで体の機能を調整し、症状の改善を目指す伝統的な治療法です。痛みの緩和、筋肉のリラックス、血行促進など、伝統的な灸の効果を期待できます。
メディカルジャパンだから出来ること
当院では、身体の痛みや筋肉のハリ・コリ、様々な不定愁訴(原因不明の頭痛や動悸など)を改善できなかった患者さんに対して、鍼灸を取り入れた施術を行っています。国家資格を持つ鍼灸師が、非常に細い鍼を使用して施術するため、刺激はごくわずかです。
これまでの治療で痛みが改善されず、原因不明とされている方も、当院の豊富な臨床経験により解決の手がかりを見つけられるかもしれません。
鍼灸は経穴や痛みのある部分、関連する部分に働きかけるため、もみ返しのような副作用が少ないという特徴があります。また、薬を使用せず、身体の自然治癒力を活用する治療法であるため、身体に優しいというメリットも持っています。
メディカルジャパンの鍼灸介入
なかなか良くならない筋肉性の腰痛の場合
2Dエコー(超音波検査)は筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の観察に適しています。レントゲンやCTで検出できない痛みの原因となるトリガーポイント、筋線維、靭帯、腱などの軟部組織を調べる際、2Dエコー(超音波検査)は非常に有効です。
2Dエコーを使用することで、軟部組織に対して的確なアプローチが可能になり、痛みの原因を特定しやすくなります。
治療法【皮下3㎝深部最長筋の傍鍼刺】
血流改善を促すことで背中の疲労回復、柔軟性の向上、そして呼吸が楽になる効果があります。最長筋が十分に柔軟であると、背骨や肋骨の動きがスムーズになり、深呼吸がしやすくなります。これにより、呼吸が楽にできるようになります。
最長筋の主な機能は、脊髄の神経を保護し、背骨を支えることです。さらに、脊柱起立筋の仲間である胸助筋や棘筋と連携し、体幹を守りながら、背筋を伸ばす、横に倒す、体をひねるといった動作をサポートしています。
来院された方の喜びの声
東京都国分寺市
小川 豊子さん
「お灸でお腹の調子が良くなりました」
私は若いころから胃腸の調子が良くなく、腸閉塞という病気を繰り返しておりました。その際に友人の勧めで「お灸」を試してみました。定期的に通ってお灸を足とお腹にしてもらうたびに、お通じが良くなり胃腸の状態が安定してきました。現在は週に1,2回通わさせていただいており、胃腸の状態は全く問題はなくとても嬉しく思います。美味しいものが普通にいただけてお便りがあることがこんなに幸せなんて今までなかった事ですからとても感謝しております。
※効果には個人差があります
東京都日野市
石川 廣行さん
「あきらめないで良かった」
私は3年前からひどい耳鳴りと下肢の冷えに悩まされていました。特に、耳鳴りに関しては夜も眠れない程で、一晩中「ジー」という不快感が強くありました。いろいろな病院を回りさまざまな方法を試しましたが、一向に良くなりませんでした。そのような中、鍼灸マッサージで体質改善をした結果、耳鳴りが改善したという内容をインターネットで見つけました。少しでも改善したら・・・という気持ちで、「メディカルジャパン」さんにお世話になりました。
たちかわさんでの施術は、耳鳴りに対して首、肩周辺の鍼灸マッサージと全身のバランスを変える筋力骨格調整といろいろな体操方法などを教わりました。耳鳴り症状は最初強くなった日もありましたが、施術を重ねていくうちに体全体が暖かくなり、耳鳴りは徐々に薄らいでいきました。現在では、ほぼ感じることはなく、夜もしっかり眠れています。本当にあきらめないで良かったと今では思えます。現在では体調管理も含め、10日に一回のペースで通院しております。
※効果には個人差があります