難病治療について

身体には本来とても強力な再生能力があります。

現在の難病治療では現代医学が中心となり、人間の持っている病気を追求しますが、その原因がよくわかっていないことも多く、有効な治療法が無いのも現状です。
ストレス社会になり、過度な負担が心身にかかることで、本来身体にある機能がうまく働けずバランスが崩れると様々な症状を引き起こします。進行すると難病までも引き起こすことがあります。

 

東洋医学では、病気を持っている人間を重視します。

生活習慣、からだのバランスなど全体の状態を追求することで、その方に必要な治療法をしていきます。
バランスを整え血流循環を良くすることで、身体に本来備わっている自然治癒力が大きく働き身体が活き活きして元気になれます。

特に頭の血流改善は難病でさえ良くなっていきます。

 

 

鍼灸治療においては、皮膚の反応点(ツボ)を刺激し巡りを改善することで、体の本質に働きかける治療方法です。

例えば膠原病(こうげんびょう)は治るのが難しく完治が困難な病気ですが、免疫のアンバランスを調整すれば炎症が落ち着いてきて良くなる可能性がある病気です。
また重篤な症状でも体をベストの状態を保つことで、進行を遅らせ、合併症のリスクを軽減し、生活の質(QOL)を向上させることができます。
急性の発病や重い症状の場合は早急に西洋医学的な治療が必要ですが、特に慢性的でゆっくり進行する段階においては、東洋医学的なメンテナンスが大切になってきます。
体の窓口である敏感点、治療ポイントである経穴(けいけつ=ツボ)は、全身の皮膚、内臓、そして内蔵を通して心にもつながっているとされるため、適応症はたいへん多いのです

ごく一部の例外を除き、鍼灸治療が効果をあげる可能な範囲は、ほとんどの診療科目にわたっています。一度経験してみれば、西洋医学とは違ったその効果を実感することができます。

 

 

症例

1、認知症
74歳女性、軽度の脳梗塞を患った後、徐々に痴呆がすすみ来院時は受け答えも微妙で計算が出来ない、付き添いの娘さんのことさえ曖昧ではっきり分かっていないような状態。
頚、頭をメインに鍼治療。治療後すぐ効果がでて、計算できるようになり受け答えもある程度出来るようになる。その後数回通われ良い状態が続いているようです。

 

2、パーキンソン病
86歳男性、無表情で背中が猫背、腕や膝の曲げ伸ばしがスムーズに出来ず、小刻みの歩行になってしまう。
マッサージで全体の緊張を落とし、各関節の固さを防ぐために動きの維持、頚肩、をメインに鍼治療。
表情が明るくなってきて、関節の動きも少しずつスムーズになり、歩行動作も安定してきた。
最近では自律神経のバランスを整え脳の血流を改善できれば、進行を食い止めることができる可能性があることがわかってきています。 また、ハリ治療によって脳内ドーパミンが増えることもわかってきました。 ハリ治療は血液等の流れを促進し、自律神経系の機能を調整し、筋肉の緊張を緩めてくれます。

 

3、膠原病(こうげんびょう)
74歳女性

久しぶりに来院され整形外科でリウマチと診断、鍼やマッサージを併用で治療を希望。手関節、膝に腫れがあり少し熱い。病院ではリウマトレックス、エンブレムといった薬や注射しており、当院では血流を促すため全身マッサージに鍼治療。
現在治療4ヶ月で調子の悪い日もあるが、腫れが出にくくなり歩行動作など日常生活にも支障でなくなっている。

 

58歳女性

手の指関節全体に変形。痛みがあると日常生活(特に家事)に支障が出る。病院も通われていて、薬(リウマトレックス)、とレーザー治療されている。

鍼治療をしはじめてから指の痛みが緩和され、生活習慣が送りやすくなったという。

 

難病3

 

 

難病2

 

難病1