頭痛とは

頭痛とは頭部の一部、あるいは全体の痛みの総称です。後頭部と首の境界、眼の奥の痛みも頭痛として扱います。
頭痛は、熱や腹痛と同様に症状の名称ですが、慢性的に頭痛発作を繰り返す場合には病名として扱い「頭痛症」としています。

日常的に頭痛に悩む、いわゆる「頭痛もち」の人は多いもの。発症しやすい条件や痛みの抑え方を把握し、自分なりの対策を持つのが大切です。一方で、いつもと違う強い頭痛には心配な病気が隠れている可能性も。まずは、頭痛のメカニズムと原因、見分け方を知りましょう。

日本人の4割が悩む「頭痛」 

頭痛

外来初診患者の約10%が頭痛を主訴とすると言うデータがあります。
日本人の3〜4人に1人(約3000万人)が「頭痛持ち」と言われ、そのうち2200万人が緊張性頭痛、840万人が偏頭痛、1万人が群発頭痛といわれています。 さらに、くも膜下出血などによる頭痛は、毎年約 1万人〜 3万人に発生するとされています。
また世界中で、日常生活に支障を及ぼす頭痛を、最低 40%の人が経験すると言われています。
男性よりも女性のほうが頭痛の症状を訴えることが多く、筋緊張性頭痛の6割、片頭痛の8割が女性とされています。

女性が訴えることが多い頭痛の1つにPMS(生理前症候群)に伴うものがありますが、これは生理中にエストロゲンが血中から減少し、セロトニンに何らかの影響を与えて片頭痛を引き起こしやすくなるからではないかとも考えられています。

頭痛の分類と原因

頭痛には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」がある

普段感じる頭痛の多くは、他に原因となる病気のない「一次性頭痛」です。よく頭痛に見舞われる人だったら、ストレスや生活習慣、姿勢などがきっかけで起こった際に「ああ、前と同じような頭痛だな」という感覚があるかもしれません。

一方、病気などの原因によって引き起こされる頭痛は「二次性頭痛」といいます。特に見逃すと危険性が高い病気、また医師のもとできちんと治療を受ける必要がある病気としては、くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、副鼻腔炎、うつ病などがあります。

慢性的に起こる頭痛(一次性頭痛)について

一次性頭痛には大きく分けると片頭痛・緊張型頭痛・群発性頭痛の3つのタイプがあり、それぞれ頭痛を誘発する要因や対処法が異なります。自分の頭痛はどのタイプにあたるのかを把握してそれに合った対策をとることが大切です。

日本人の約1/3の方が悩まされている慢性頭痛は大きく3つに分類されます

緊張型頭痛

頭痛

締めつけられるような痛み

片頭痛

頭痛

脈打つ(ズキンズキン)痛み

群発性頭痛

頭痛

強烈な痛み

筋緊張型頭痛

一次性頭痛のなかで最も多いとされるのが緊張型頭痛です。

後頭部、こめかみ、額を中心に頭重感や圧迫感または締めつけられるような痛みがジワジワと発生し、しばらく続きます。光か音のどちらかに過敏になる人もいますが、片頭痛のように吐き気や嘔吐が発生することはなく、体を動かした際に痛みが悪化することもありません。痛みの強さは軽度~中程度で、日常生活に支障が出ることは少ないようです。

主な原因は、頭、首、肩の筋肉の緊張によって血行が悪くなることとされていますが、ストレスなどの神経的な緊張が引き金となることもあると考えられています。 なお、緊張型頭痛のある人が片頭痛を起こす混合型もあります。

この頭痛を引き起こす原因としては次のようなことが考えられます。

  • ストレス(身体的・精神的)
  • 顎関節症(あごの関節の異常)
  • 長時間同じ姿勢でいる(うつむき姿勢など)
  • 運動不足
  • 眼精疲労

片頭痛

片頭痛は、頭の片側(または両側)が脈打つようにズキズキと痛む頭痛です。

吐き気、嘔吐を伴うことがあり、光・音に敏感になるなどの症状があります。痛みは強く、治療をしなければ4~72時間ほど持続し、体を動かしたり入浴したりすると悪化するのが特徴です。原因はまだはっきりしていませんが、何らかの刺激が三叉神経(脳から直接出ている神経)の刺激につながり、さらに連鎖反応的に血管の拡張や炎症が発生していくためと考えられています。

片頭痛が起こる前には、目の前がチカチカする、目が回るなどの前兆が現れることがあります。20~40歳代の女性に多くみられ、月経時やその前後に発症するケースも多くみられます。妊娠中は、一時的に片頭痛が軽減される人が多数いますが、半数の人は出産後1ヵ月程度で再発します。

最近は医療用成分でよく効く薬がありますので、専門医の診療を受けましょう。ただし、くも膜下出血などの重大な疾患を片頭痛と間違える危険性があるので慎重な判断が必要です。

この頭痛を引き起こす原因としては次のようなことが考えられます。

  • ストレス(身体的・精神的)
  • 疲れ
  • 空腹
  • アルコール摂取
  • 月経
  • 天候の変化
  • 寝不足(寝過ぎ)
  • 月経
  • 人ごみや騒音などの物理的な刺激

群発性頭痛

頭の片側に頭痛が現れ、それと同じ側の目や鼻、耳などに異常が現れる頭痛を「群発性頭痛」といいます。

原因は正確には解明されていませんが、脳の視床下部という場所に関係しているといわれています。

群発頭痛は左右どちらかの目の周囲からこめかみのあたり(前頭部~側頭部)にかけての激しい痛みと、痛むほうの目の充血、涙、鼻水、鼻づまり、まぶたの下垂などといった症状を伴うのが特徴で、痛み発作は1日に2~8回繰り返され、数日~3ヵ月ほどの間、集中して続きます(群発期)。頭痛が起こらない時期を経て、また群発期がやってくる場合(反復性群発頭痛)や、群発期が年中続く場合(慢性群発頭痛)もあります。

発症年齢は20~40歳で、男性に多い傾向がありましたが、近年、男女差は徐々に減少する傾向にあります。痛みが起こるメカニズムとしては、目の奥の動脈の拡張が原因でうっ血や炎症が起こり頭痛につながるという説、眼や上顎、下顎に向かって走る三叉神経の活動が過剰に高まることによって発生するという説などが考えられています。

睡眠中に起こることが多く、激痛で目が覚めることがあります。この頭痛を引き起こす原因としては次のようなことが考えられます。

  • 飲酒
  • 喫煙
  • 血管拡張剤の服用
  • 天候の変化

一般的治療法

基本的に頭痛の治療は薬物療法などの対症療法が用いられます。
しかし、これら薬物を長期に渡って常用することにより体が薬に慣れ、効きにくくなったり、「薬の効果が切れる → 薬を飲む」という悪循環に陥り「薬物乱用頭痛」と言われる症状が起こることがあるため注意が必要です。また、頭痛治療薬服用中にアルコール飲料を飲むことは、胃をあらす原因になったり、薬剤によっては体内で毒性の高い物質に変化するなどの弊害を起こす場合があります。
脳の疾患がある場合は、その原因を取り除く治療も行われます。

緊張性頭痛…消炎鎮痛薬(痛止め)や漢方薬、筋弛緩薬
片頭痛…専用薬、鎮痛剤(発作時)予防薬(頻発時) 最近では、注射薬や点鼻薬などの方法で投与できる専用薬もあります。
群発性頭痛…15分間程度の酸素吸入(発作時)血管を収縮させる注射         など…

メディカルジャパン西洋医学的アプローチ

頭痛はさまざまな要因から発症するため、マッサージだけでは、根本からの改善をする事はできません。運動によって首や肩の筋肉を柔軟にし、強化することや、首肩に負担がかからないよう正しい姿勢を維持することも大切です。また、初期の処置を間違えてしまうと症状悪化に繋がりかねません。頭痛は痛みに対してだけではなく、身体的・精神的ストレス・食事・生活習慣などを細かくチェックする必要があります。

自律神経診断

メディカルジャパンでは頭痛を正しく判断するために自律神経の分析を行います。自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れると様々な症状が起こり、正常に神経が機能しません。診断結果を元に、的確なアプローチと対策をしていきます。

立体動態波電気 【ES530】

ES-530の立体動態波を使い、細胞の活性化が期待できます。3次元刺激が可能な立体動態波によるフェイシャルケアです。3つの電極をお顔にあてて、中周波を立体的に交差させる事で皮膚表面、筋肉に刺激を与えます。表情筋(普段使っている筋肉、使っていない筋肉)を機械で動かして、体内深部から表面細胞への活性化を促しつつ、手(指)で触れないような深部までも刺激できるという事です。

様々な要因を1つずつ丁寧に解決していくことにより、仕事やプライベートはもちろん、これからの長い人生をより良い方向性で送ることができます

私たちは、頭痛による症状が解消に向かうために自宅でも行えるストレッチや体操をお伝えしていきます。他にも日常生活での食事・栄養指導・姿勢指導・運動指導までを行い、再発防止に努めていきます。 初めて頭痛症状が出てしまっている方はもちろん、今まで長く頭痛に悩んでいる方、治療を受けても数日で辛くなる方など、是非一度メディカルジャパンの治療を受けてみてください。

メディカルジャパン東洋医学的アプローチ(機能性頭痛)

緊張型頭痛
筋の過緊張を緩め、循環を改善

痛みの部位を中心に、頭部や頸肩部の筋緊張、圧痛、硬結などの反応点に施術します。
【処方例】 天柱、風池、肩井、懸顱(けんろ)

片頭痛・群発性頭痛
自律神経系を調整、血管運動の安定

頭蓋血管上の圧痛や高潔などの反応点に施術します。
【処方例】 天柱、完骨、和髎(わりょう)、陽白
※片頭痛と群発性頭痛に関しては、血流促進による症状増悪の可能性もあるため、血流を他所へ誘導する施術も並行して行います。

東洋医学
東洋医学

東洋医学的には、①外感の邪気 ②内傷(体の内部バランスの乱れや循環不良など)によって頭痛が発生すると考えられています。上記のような西洋的な考え方に加え東洋医学的な原因も探り、治療を行います。

参考文献

所属団体

来院された方の喜びの声

頭痛
根本的な問題の改善
偏頭痛時の症状がひどく、あまりにひどく吐き気などもある時には、仕事も休むようなことが年に数回ありました。薬を飲んでもたいして効果はなく、それでも気休めに飲んでおくという感じでした。
最初治療に来た時に、頭痛改善コースだったということもあり首肩頭の辺りをメインに治療してもらいましたが、話の中で食生活の改善を勧められ、改めて日頃の食事を思い返してみると、確かにコンビニ弁当やファーストフードなどジャンキー一色の食事でした。実家にいた頃は、親の手料理を食べ、部活三昧だったこともあり、今のような物を食べる機会はほとんどなかったので、頭痛に悩むことなど全くありませんでした。ここでの治療と食事を意識するようになり、少しづつ痛みの強さが弱くなってきたような気がします。約4ヶ月ほど経ちますが、仕事を休むほどの酷さはなく、どうにかキープできているようです。
やっぱり薬は安心材料として持ってはいますが、そろそろ持たなくても良いかなと思い始めてはいるので、もう少し治療を続け頭痛がなくなれば良いなと思います。

頭痛
毎日飲んでた頭痛薬とサヨナラできました!
10年前から頭痛に悩んでいました。
メディカルジャパンさんで、自律神経の測定をしてもらい、鍼の治療を受けてから徐々に頭痛の頻度が減り今ではほとんど頭痛が無くなりました。
普段の姿勢や対策の運動なども教えてもらいとても感謝しています。

頭痛
週2あった頭痛が、ほとんど無くなりました!
1年前から頭痛に悩んでいました。
私生活に支障が出てきたので治療をお願いしました。 頭痛にも色々種類があるようで、自律神経・血流診断をしてもらい、的確な治療をしてもらいました。頭痛は数回の治療でかなり改善されました。また、再発しないよう姿勢の指導や運動・ストレッチ指導をしてもらっています。