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梅雨を乗り越える!気象病<むくみ編>

西日本の梅雨入りが発表されましたね。
関東でも雨の日が多くなってきていますが、
この時期は強いむくみや頭痛に悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、この季節に多い「むくみ」にフォーカスして、健康と美容の両面から原因と改善策までを紹介していきます!

記事内容
  • 1.梅雨時期の基本知識
  • 2.高い湿度のメリット・デメリット
  • 3.梅雨のむくみ対策4選

1.梅雨時期の基本知識

梅雨時期は日本の気候特有の季節であり、多雨と湿度の高い日々が続く時期です。

❶梅雨の期間と特徴
梅雨は一般的に6月から7月にかけて続きますが、地域によっても異なる場合があります。この時期は雨が多く降り、湿度が高くなる特徴があります。

❷気象病のリスク
梅雨時期には気象病(頭痛や関節痛など)が発生しやすくなることがあります。湿度の変化や気圧の影響が体調に影響を与える可能性があります。

❸心のケア
梅雨時期は日照時間が少なく、気分が落ち込みやすいと感じる人もいます。充分な睡眠や適度な運動、心のケアを行い、気分を安定させましょう。

2.高い湿度のメリット・デメリット

高い湿度は梅雨時期などによく見られる気候条件ですが、その湿度の変化にはメリットとデメリットがあります。

ーメリットー

①皮膚の保湿
高い湿度は皮膚の乾燥を防ぎ、健康的な肌を保つ助けとなります。

②喉や鼻の乾燥予防
湿度が高いと喉や鼻の粘膜が乾燥しにくくなり、のどの痛みや鼻詰まりを軽減できます。

③呼吸器への刺激軽減
高湿度の空気は呼吸器系の粘膜を保護し、アレルギーや喘息の症状を緩和する効果があります。

ーデメリットー

①高湿度による浮腫
湿気が体内の水分蓄積を促進することによって引き起こされます。湿度の上昇により、汗の蒸発が妨げられ、体内の余分な水分が排出されにくくなるためです。

②肌荒れ
湿度の上昇により、皮脂の分泌が増加し、毛穴が詰まりやすくなります。また、湿度と一緒に微細なホコリや花粉なども舞い上がり、肌への刺激となることもあります。これらの要因により、ニキビや吹き出物、肌の乾燥やかゆみ、赤みなどの肌荒れが起こることがあります。また、高湿度はカビやダニの繁殖を促進するため、アレルギー症状を悪化させる可能性もあります。

③高温感:高湿度は熱を逃がしにくくするため、体感温度が高く感じられ、暑さをより強く感じることがあります。

3.梅雨のむくみ対策

高湿度の環境下では、体の浮腫(むくみ)が起こる可能性があります。高湿度による浮腫は、湿気が体内の水分蓄積を促進することによって引き起こされます。湿度の上昇により、汗の蒸発が妨げられ、体内の余分な水分が排出されにくくなるためです。

浮腫は主に手足や顔、腫れた感じがあり、重だるさや疲労感を引き起こすことがあります。

ーむくみ対策ー

❶十分な水分摂取と塩分の制限
適度な水分摂取は体内の水分バランスを調整し、むくみの改善に役立ちます。これにより、体内の余分な水分や老廃物を排出しやすくなります。水分摂取量は個人によって異なりますが、一般的には1日に約1.5〜2リットルを目安に摂取することが推奨されています。水分不足は体内循環を悪化させむくみやすくなるケースもありますので十分に注意しましょう。

また、塩分の摂り過ぎはむくみを引き起こす原因となります。塩分は体内の水分を保持しやすくし、むくみを悪化させることがあります。食事においては、加工食品やスナック類、調味料などの塩分含有量に注意し、減塩を心掛けましょう。代わりにハーブやスパイスを利用して味付けすることもオススメです。

❷適度な運動やマッサージ
適度な運動は、血液やリンパの循環を促進し、むくみの改善につながります。
有酸素運動やウォーキング、サイクリングなどの軽い運動を取り入れることで、筋肉を動かし、体液の流れを活性化させることができます。

また、マッサージは手技によって血液やリンパの流れを促進し、余分な水分や老廃物の排出を助けます。特に、足首からふくらはぎに向かってのマッサージや、手のひらや指での圧迫やほぐしを行うと効果的です。マッサージはリラックス効果もあり、ストレスの軽減にも役立ちます。

運動とマッサージを組み合わせることで、筋肉の動きや体液の流れを活性化させ、むくみの軽減や予防につながります。ただし、個人の体調や状態に合わせた適切な運動とマッサージを行うことが重要です。必要に応じて専門家や医師のアドバイスを受けることをおすすめします。

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❸体の歪みを整える
骨盤や背骨など、体の軸となる骨が歪むと筋肉への緊張を引き起こし全身の血の巡りやリンパの流れに悪い影響を与えます。十分な水分を摂取した状態でより循環しやすい体を作るには体のバランスを整えることが重要です。また、鍼灸により副交感神経をより優位にさせたり、筋緊張をとって血流を循環させることも重要です。

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❹室内温度の調整
適切な室温の維持は、血液循環を促進し、むくみの改善に役立ちます。
まず、室内の温度を快適な範囲に調整しましょう。高温や低温の環境は血管を収縮させるため、血液の流れが滞り、むくみを引き起こす可能性があります。適度な温度設定を心掛け、快適な環境を維持しましょう。
また、湿度の管理も重要です。湿度が高すぎると、汗の蒸発が妨げられ、体液の循環が悪化しむくみが生じやすくなります。逆に、湿度が低いと皮膚の乾燥や水分の蒸発が進み、むくみを引き起こす原因となります。適度な湿度を保つために、加湿器や除湿器の利用などを検討しましょう。
定期的な空気の入れ替えや換気も重要です。新鮮な空気の流れにより、室内の空気が滞りにくくなり、血液循環の促進につながります。

ーまとめー

体内の余分な水分や老廃物が組織や細胞の間に滞留することで引き起こされるむくみは、特に手足や顔の部位が腫れて見えたり、重だるさや不快感を感じることのほかに、血液の流れが滞り、酸素や栄養素が組織に適切に供給されず、組織や細胞の代謝が低下し、健康な機能を維持するのが困難になる可能性があります。

十分な水分摂取と塩分の制限、適度な運動やマッサージ、定期的な体のメンテナンスで、健康状態をキープし、自分を労る習慣を持つことが重要です。