急性腰痛とは?

急性腰痛症とは突然のように痛み出す腰痛のタイプの1つで、代表的なものには、ぎっくり腰があります。急性腰痛症は、重い物を持ち上げる時や、急に腰を捻る動作をした時などに発症します。腰がその動きや負荷に耐えられず、何らかの形で支障をきたし、痛みが生じます。急性腰痛症は腰の痛みが関係しますが、腰のどの部分が痛むか、原因がどこにあるかは人によって、そのケースによって異なると言われています。

一般的に急性腰痛症で痛めやすい箇所としては、腰椎、背筋や筋膜などです。同時に複数の箇所を痛めることもあります。治療の基本は安静です。

腰痛の中でも、突然腰が痛くなること、症状が発生したばかりの腰痛を総称して、急性腰痛と言います。
時期により、「急性・亜急性・慢性(期)」と分かれています。

一般的には、急性期の中でも、とくに強い痛みや炎症が起きている期間は72時間(3日間)とされていますが、その後すぐに症状がなくなるわけではありません。

主な症状

腰に強い痛みが生じ、腰を前後に曲げることが難しくなります。症状が重い場合は痛みで動けなくなることがあります。臀部でんぶや下肢に放散するような痛みやしびれを伴う場合もあります。安静にしていると痛みは和らぎますが、過度な運動制限は筋力低下を招き腰痛を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

症状は、重いものを持とうとしたときだけでなく、起き上がろうとしたときや咳・くしゃみをしたときなどに生じる可能性もあります。いわゆる“ぎっくり腰”とは異なり、感染症や腫瘍などが原因となっている場合は発熱や腰以外の痛みなど、ほかの症状が出る場合があります。

主な原因

急性腰痛症の痛みの原因はさまざまで、原因がはっきりしない場合もあります。老化、姿勢の悪さ、無理な力がかかることなどによる腰の関節のずれ、椎間板ついかんばんという腰の軟骨の損傷、腰を支える筋肉や腱、靱帯の損傷などが原因として多いと考えられています。

特に膝が悪い方は、膝をかばい、立ったまま動作することが多いため、より発症しやすくなります。しかし、実は原因のよくわかっていないことも多くあります。

一般的治療法

急性腰痛症は安静にしていると数日から数週間で自然に治ることもあります。

保存的療法①安静②薬物療法(消炎・鎮痛剤)

メディカルジャパンにしかできない介入例

弊社では、マッサージや鍼治療など、患部だけの治療ではなく、重力下での姿勢や生活習慣・環境の見直しを行います。
その後の再発予防には、姿勢や歩き方などの専門的分析を行い、筋バランス改善の為、ホームワークやピラティスなど様々な要素を取り入れ、より強い身体作りを提供していきます。

症例によっては、観血的療法(手術して痛みをなくす)と保存療法(手術せずに回復)がありますが、ここでは弊社で行う保存療法(手術せずに回復)について述べることにします。

急性腰痛にて来院

  • 01.治療前(左背筋の膨隆)
  • 02.2Dエコーにて筋線維状態の確認
  • 03.治療開始
  • 04.治療後(左右の筋緊張・膨隆差改善)
  • 05.リハビリ運動開始

01. 治療前(左背筋の膨隆)

02. 2Dエコーにて筋線維状態の確認

患側:左脊柱起立筋 健側:右脊柱起立筋 評価時エコー
筋線維不均等
筋線維均等

03. 治療開始

アストロン(5極) 超音波 非温熱処方 患側(左)脊柱起立筋の筋緊張低下を目的とした鍼灸治療

04. 治療後(左右の筋緊張・膨隆差改善)

治療後
治療1ヶ月後

05. リハビリ運動開始

筋肉性の腰痛の場合(鍼灸介入法)

2Dエコー(超音波検査)を用いて検査をします。2Dエコーは筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の観察に優れています。
レントゲンやCTには映らない痛みの原因、つまり観察が不可能なトリガーポイント、筋線維、靭帯、腱などの軟部組織が原因の場合、この2Dエコー(超音波検査)が大変有効です。
2Dエコーを使用することにより的確なアプローチが可能になります
治療法【皮下3㎝深部最長筋の傍鍼刺】 血管を圧迫する筋肉に血流改善を促すことで背中の疲労回復・柔軟性が高まる・呼吸が楽になることなどが挙げられます。 最長筋に十分な柔軟性があれば、背骨や肋骨の動きもスムーズになります。 そのため、大きく息を吸ったり吐いたりしやすくなり、呼吸が楽にできるのです。
最長筋の主な働きは、脊髄の神経を守って背骨を支えることです。 また、同じ脊柱起立筋である胸助筋や棘筋と連動して体幹を守り、背筋を伸ばす・横に倒す・体をひねるといった動作をサポートしています。

ヘルニアの保存療法に有効な「超音波鍼灸」は当院独自の画期的な治療法です。

介入例 1「超音波鍼灸」

Before
after

提携医療機関にてMRIを撮影。患部を把握することにより医療機治療の精度と効果を向上。

その後、ピンポイントの鍼灸と超音波を非温熱効果もしくは温熱効果のどちらかで照射します。

超音波→深部熱による脊髄動脈及び動脈叢の血流増大。

介入例 2 超音波鍼灸

患部をエコーで撮影。健側、患側の腰方形筋をエコーで撮影しながら筋の配列の均等、不均等の確認。動いてもらい筋の動き具合の違い確認。
患部を把握することにより医療機治療の精度と効果を向上。

エコーで撮影した筋の滑走性が悪いところにピンポイントで鍼灸。

さらに高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を使用し、高周波で筋肉の緊張の緩和し、痛みの伝達を抑制する効果を期待できます。

「高周波治療+超音波治療」

高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を用いて「超音波治療+超音波治療」を合わせて行う治療法により、さらに鎮痛効果に対するアプローチを可能としています。

高位L3/4高位L4/5のヘルニアに対しての超音波+高周波治療
高周波→伝導ブロック作用による鎮痛

当院に来院している方は週2回のペースで3週間でNRS10→3.4まで改善します。また、その方個人の筋バランスや骨格のバランスを考察したリハビリ体操を行って再発ゼロを目指します。

AI姿勢分析システム

現在の姿勢から、筋肉が硬くなる部位や痛みの原因となる部位、未来の姿勢などを推定し、施術の方針や効果をよりわかりやすく説明することができます。患者様自身にも体の状態を理解してもらいやすくなりました。

これによって、どこの筋肉を緩めたら良いのか、どこの筋肉をトレーニングしたら良いのかがわかります。自分の身体を認識すれば、何を改善すればよいのかがわかります。 もちろん、更に的確な施術も可能となります。そして、このような分析をもとにあなたに合ったトレーニング法と、ストレッチ法をお伝えすることができます。

まずは、原因となりうる「中腰での作業」や「重たいものを持つ」ことを避けるなど、出来るだけ腰に負担をかけないことが重要になります。また、腰に負担をかけないようにするだけではなく、腰周囲の筋肉を柔軟性を上げつつ強化することが必要になります。特に治療期間においては、悪化させないためにも、無理をしない範囲での強化が必要になります。

具体的には、体幹回旋筋群、臀筋群、内転筋群の柔軟性、腹圧を入れられるようにするためのインナーマッスル(多裂筋、腹横筋、骨盤底筋)の強化などが上げられます。

参考文献

来院された方の喜びの声

分かりやすい説明で安心しました
ギックリ腰になり、一番近場だったこちらに駆け込みました。
ギックリ腰になったのは初めてで、こんなにも歩けないものかという感じでしたが、帰る時には痛みは残るものの、通常通り歩けるようになりました。施術していただいた方に、何でなったのか、どこが原因なのかなど、タブレットで画像を見せていただきながら説明してもらい素人ながら、納得でした。
通常はもっとマッサージなどをしてもらえるようですが、今回は悪化の可能性があるからということで、長時間のマッサージはありませんでしたが、よくマッサージを受けてひどくなったなどということを聞くので、逆に安心しました。少なくとも、あと2、3回は来てくれとのことでしたので、しばらく通い、治したいと思います。

歩くのも大変な痛みが改善しました
最初ギックリ腰をしてしまい歩くのも大変でした。
いままで何回もギックリ腰をしていて諦めていたのですが、メディカルジャパンさんで治療してから再発しなくなりました。こちらはマッサージだけでなく鍼治療や加圧トレーニング、歩行診断など、私に必要なメニューを提供してくれてとても感謝しています。