慢性腰痛
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慢性腰痛とは?
腰に痛みを感じてから3カ月あるいは6カ月以上経過しているものを「慢性腰痛」と呼びます。慢性腰痛は、原因や状態は様々で、小さいお子さんから、ご高齢の方まで幅広い方に見られます。
慢性腰痛には腰に異常がないのに痛みが続くケースと、腰の異常が治ったのに痛みが続くケースの2タイプがあります。腰の痛みがよくなったり、悪くなったりするのを繰り返す場合も慢性腰痛に含みます。痛みの程度はさまざまで、なかには激痛を訴える場合もあります。
平成16年国民生活基礎調査では、日々の生活の中で感じる自覚症状として、男性では1位、女性では2位という結果が出ており、日本国民の多くが腰痛症に悩んでいることが分かっています。
慢性腰痛の多くは、筋・筋膜性腰痛(筋肉性腰痛)と呼ばれ、しっかりとした治療をしなければ何度も繰り返してしまいます。 普段の姿勢や筋肉の疲労状態、筋力や柔軟性の低下が原因となり起こります。激痛ではなく、重だるく、張りや凝るような不快な痛みに悩まされるのが特徴です。
腰痛の原因別分類
まず、腰(脊柱)に由来するものと、それ以外のものに大別されます。
腰(脊柱)に由来するもの
先天異常や側弯症、腰椎分離症など主に成長に伴っておこるもの、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変性すべり症など主に加齢により生ずるもの、腰椎骨折や脱臼などの外傷、カリエスや化膿性脊椎炎などの感染や炎症によるもの、転移癌などの腫瘍によるものなどがあります。
それ以外のもの(内蔵由来、血菅由来、心因性
解離性大動脈瘤などの血管の病気、尿管結石などの泌尿器の病気、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科の病気、胆嚢炎や十二指腸潰瘍などの消化器の病気、変形性股関節症などの腰以外の整形外科の病気によるものがあります。加えて身体表現性障害、統合失調などの精神疾患や精神的なストレスによる心理的な原因による場合もあります。
上記の中でも、1番代表的な筋・筋膜性腰痛については、大きく分けて3つのタイプに分かれます。
- 01.屈曲型
- 02.伸展型
- 03.回旋型
01. 屈曲型
殿筋群やハムストリングスの短縮により体幹前屈動作における骨盤前傾が制限され、疲労・短縮した腰背部の筋が遠心性収縮を強いられて増悪するタイプを指します。日常生活での愁訴としては「靴下を履くときにいたむ」、「椅子に座るときに痛む」などと表現されます。
02. 伸展型
腸腰筋や大腿筋膜張筋など股関節屈筋の短縮や過緊張があり、体幹を伸展させる際に骨盤前傾・腰椎前弯が増強して疼痛が増悪するタイプの腰痛を指します。一般的な愁訴として、「椅子から立つときに腰が伸びない」などと表現されます。
03. 回旋型
体幹回旋により疼痛が増強されるタイプの腰痛で多くの場合腹筋の緊張が不十分なため回旋動作の際に骨盤前傾が増強し、腰椎に回旋・伸展ストレスが加わるため起こると考えられています。非回旋側では同側の腰方形筋の過緊張により、非回旋側では骨盤前傾が増強して伸展型腰痛と同様のメカニズムが一側に作用して疼痛が増強する例が多くみられます。野球やテニスなど回旋動作を多用するスポーツに多発します。
それぞれどの動きで腰の痛みが増悪するのかによってどのタイプの腰痛か考えていくのが簡単な見極め方になります。
例を挙げると、腰を左右に回した時に痛みが出やすい方だと回線型腰痛と判断できます。
しかし、単純に腰だけの問題ではないことが多々あります。
お尻の柔軟性や股関節の可動域はしっかりと確保されているか。お腹の筋力はどうか。普段の立ち姿勢や生活スタイルはどのようにしているのか。ゴルフやテニスなど、身体を頻繁に捻るスポーツをしているのか。など…
回旋型腰痛以外でも、普段の姿勢や筋肉の疲労状態、筋力や柔軟性の低下が起因して起こってくるのが筋・筋膜性腰痛の特徴です。
一般的治療法
保存的療法①安静(コルセットの使用含む)②薬物療法(鎮痛・消炎剤)③理学療法(鍼治療・運動)
観血的治療①手術療法(原因により他種に分かれる)
メディカルジャパン東洋医学的アプローチ
局所の血流改善、筋スパズムの緩解
圧痛、硬結部位を中心に施術します。
【処方例】脾兪、胃兪、腎兪、志室、大腸兪
腰痛ツボ指圧-大腸兪(だいちょうゆ)-
メディカルジャパンにしかできない介入法
症例によっては、観血的療法(手術して痛みをなくす)と保存療法(手術せずに回復)がありますが、ここでは弊社で行う保存療法(手術せずに回復)について述べることにします。
筋肉性の腰痛の場合(鍼灸介入法)
腰痛の保存療法に有効な「超音波鍼灸」は当院独自の画期的な治療法です。
介入例 1「超音波鍼灸」
提携医療機関にてMRIを撮影。患部を把握することにより医療機治療の精度と効果を向上。
超音波→深部熱による脊髄動脈及び動脈叢の血流増大。
介入例 2 「超音波鍼灸」
患部をエコーで撮影。健側、患側の腰方形筋をエコーで撮影しながら筋の配列の均等、不均等の確認。動いてもらい筋の動き具合の違い確認。
患部を把握することにより医療機治療の精度と効果を向上。
エコーで撮影した筋の滑走性が悪いところにピンポイントで鍼灸。
さらに高周波治療器・超音波治療器組合せ理学療法機器(アストロン)を使用し、高周波で筋肉の緊張の緩和し、痛みの伝達を抑制する効果を期待できます。
「高周波治療+超音波治療」
高位L3/4高位L4/5のヘルニアに対しての超音波+高周波治療
高周波→伝導ブロック作用による鎮痛
当院に来院している方は週2回のペースで3週間でNRS10→3.4まで改善します。また、その方個人の筋バランスや骨格のバランスを考察したリハビリ体操を行って再発ゼロを目指します。
AI姿勢分析システム
現在の姿勢から、筋肉が硬くなる部位や痛みの原因となる部位、未来の姿勢などを推定し、施術の方針や効果をよりわかりやすく説明することができます。患者様自身にも体の状態を理解してもらいやすくなりました。
これによって、どこの筋肉を緩めたら良いのか、どこの筋肉をトレーニングしたら良いのかがわかります。自分の身体を認識すれば、何を改善すればよいのかがわかります。 もちろん、更に的確な施術も可能となります。そして、このような分析をもとにあなたに合ったトレーニング法と、ストレッチ法をお伝えすることができます。まずは、原因となりうる「中腰での作業」や「重たいものを持つ」ことを避けるなど、出来るだけ腰に負担をかけないことが重要になります。また、腰に負担をかけないようにするだけではなく、腰周囲の筋肉を柔軟性を上げつつ強化することが必要になります。特に治療期間においては、悪化させないためにも、無理をしない範囲での強化が必要になります。
具体的には、体幹回旋筋群、臀筋群、内転筋群の柔軟性、腹圧を入れられるようにするためのインナーマッスル(多裂筋、腹横筋、骨盤底筋)の強化などが上げられます。
皆さんの腰痛がどのようなタイプなのか、また、ただの慢性的な腰痛ではなく、他の障害が併発していないかということをしっかり見極め、治療しアドバイスをしていきます。
ただ治療するだけでは、再発して何度も治療院に通うことになるでしょう。 メディカルジャパンで再発予防を含めた治療をしっかりとしていきませんか?ご相談、お待ちしております。
参考文献
所属団体
来院された方の喜びの声
座り方指導・パソコンの位置など教えてもらい身体にかかる負担が軽減したのがわかりました。国家資格の先生が治療してくださり、色々な治療をしているメディカルジャパンさんは信頼できると思います。
こちらにお世話になり、いまでは腰痛があるのを忘れちゃう日々が続いていています。歩き方の診断をしてもらい、必要な筋力の強化、矯正などしてもらい良くなっていく過程も実感できました。