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【美容コラム】小顔効果だけじゃない!?咬筋を緩めることで得られるメリット

美容意識が高まる中、小顔効果があるとして注目されている「エラ張り」の改善。
このエラ張りとは、要因となる筋肉[咬筋]の肥大化によって顔が丸く見えたり、四角く見えたりすることを指します。

今回は、この咬筋について詳しく解説し、咬筋の役割と過度の発達によるデメリット、そして弛緩することによって小顔効果だけでなくもたらされるさまざまな美容・健康効果を紹介します。

<目次>

記事内容
  • 1.咬筋とは何か?
  • 2.咬筋を緩めることで改善できる問題
  • 3.咬筋を緩める方法
  • 4.咬筋・美容鍼に関するよくある質問

1.咬筋とは何か?

咬筋とは、顔の側面にある筋肉で、顎の動きを助ける働きがあります。具体的には、顎の上部(耳前)から頬骨にかけて広がります。通常、咬筋は外部から見ても分かりやすく、咬むときに動く筋肉の一部として知られています。この筋肉が過度に発達すると、エラ張りなどの外見上の変化が見られることがあります。

ー咬筋の役割ー

主要な役割は、咀嚼(噛む)プロセスを助けることです。
食べ物を咀嚼するためには、”よく噛んで”と言われますが、この噛む動作は咬筋が収縮することでできる運動です。
咀嚼は、体にとって重要な役割を担っています。
食べ物をよく噛まずに飲み込んでしまうと、胃腸での分解に時間時がかかり、内臓に大きな負担がかかります。しかし、口の中である程度細かく砕き、唾液と混ざることで消化しやすい状態で体に取り込むことができます。また、適切に噛んで食事を摂ることは、食事の満足感を高める要因の一つです。十分な咀嚼を行うことで、脳に満腹感が伝わり、過食を防ぐ助けになります。

また、重いものを持ち上げたり、力を入れる時にグッと噛み締めていることはご存知でしょうか?急いで準備をしたり、運動している時、ストレスを感じている時、何かを頑張っている時など、実は私たちは無意識のうちにさまざまな場面で食いしばっています。全身の筋肉は連動するようになっており、咬筋は特に働きやすい筋肉です。しかし、これにおいては咬筋を使いすぎる必要はないため、意識化していくことも必要です。

上記のように、咬筋は私たちが生きる中でなくてはならない役割を担っています。

2.咬筋を緩めることで改善できる問題

上記で咬筋の重要性についてお話ししましたが、ここでは咬筋の過度の使用による肥大化についてフォーカスしていきます。

ー咬筋の肥大化ー

筋肉は使えば使うほど強く大きくなりますが、無意識のうちに使いすぎる状態(=癖)になると、こりや痛み、血流障害、張り、菌バランスの崩れによるさまざまな症状に悩まされることがあります。
咬筋の場合、日常生活において自分の気づかないうちに使ってしまうことが多い筋肉です。特にストレスを感じる時や力を使う時、睡眠中の食いしばりなどの場面で使われています。

咬筋を過度に使うことを習慣化してしまうと以下のような幾つかの問題が出てきますが、咬筋を緩めるアプローチをすることで改善します。

①エラ張り
エラ張りは、咬筋の肥大化により顔の輪郭が大きく見えてしまうことがあります。また、左右のどちらかを強く噛む癖がある場合は、左右非対称にエラが発達する場合もあります。

②睡眠中のくいしばり・歯軋り
睡眠中のくいしばりや歯軋りは、咬筋の発達に大きな影響があります。これはストレスによって引き起こされやすい症状ですが、習慣になってしまうと、咬筋が発達し、さらに強い食いしばりをしてしまう可能性や、それにより、歯の損傷・顎の痛み・エラ張りが引き起こされる悪循環が生じてします。

③肩こり・頭痛などの慢性症状
咬筋は顔の中でも強力な筋肉の一つであり、顔や頭部の他の筋肉とも連動しています。咬筋の緊張が高まると、顔とつながる頭部や首の他の筋肉も緊張しやすくなります。この筋肉の連鎖効果により、肩こりや頭痛などの症状が引き起こされることがあります。特に緊張性頭痛や偏頭痛は筋肉の緊張による血行不良で発症・悪化しやすいものです。

④顎関節症
顎関節症のタイプ(要因)はいくつかあり、関節ではなく咀嚼筋が原因となる場合もあります。
この場合の痛みは、筋肉の使い過ぎによる炎症で起こります。頭痛を併発する方が多く、咀嚼筋を緩めるアプローチで改善します。

3.咬筋を緩める方法

咬筋を緩める方法はいくつかあります。

①美容鍼
美容鍼は、表皮だけでなく筋肉まで届きます。小さな傷を作ることで、体の修復作用が働きます。これにより、副交感神経が作用し、血管が拡張され筋肉が緩みます。
1回で効果が見られる場合もありますが、実際の状態を見て施術担当が提案した頻度で続けることでより効果を感じられるようになります。

美容鍼の場合は、直接筋肉にアプローチできるというメリットとともに、好転反応やダウンタイムもほとんどなく、自然な体の機能を利用して行えるというメリットもあります。さらにそのほかのお顔のお悩みも同時に改善できます。

当院の場合は、美容鍼に加え、電気バリブラシを使用した頭皮へのアプローチや、咬筋と一緒に反応しやすい肩周りの筋肉へも整体や鍼灸によって同時にアプローチすることができます。

↓詳しくはこちら↓

②ボトックス
ボトックスは、ボツリヌストキシン(タンパク質)を含有する薬剤を注射します。
ボツリヌストキシンは、毒素の1種であり、筋活動を抑制する働きがあります。
量にもよりますが、1度の注射で大きな効果が得られやすいのが特徴です。持続期間は3〜6ヶ月程度で次第に戻ってきますが、定期的に打つことで状態がキープされやすくなります。

ただし、注射直後に咀嚼が難しくなったり、周りの筋肉に広がって、口角が上がりにくくなるなどのリスクもあります。

歯医者や美容クリニックでできる施術ですが、担当の医師より丁寧なカウンセリングを受け、自分に合う種類・量を決めましょう。

③枕の改善
就寝時の食いしばりについてお話ししましたが、枕の高さが合っていないと、余計な筋緊張を引き起こしやすくなってしまいます。

下記の動画では、食いしばり改善のご自身でできる枕診断について紹介しています。

その他、咀嚼を強く噛みすぎないことや、動作・姿勢時の力みの改善、マッサージなど、日常生活でできる方法もいくつかあります。

4.咬筋・美容鍼に関するよくある質問

Q3: 美容鍼はどれくらいの頻度で受けるべきですか?
A3: 美容鍼の頻度は個人の状態により異なりますが、最初の3回は週に1回、その後、1ヶ月に一度の頻度で行うことで改善、キープしやすくなります。継続が美容効果を最大限に引き出すために必要です。専門家と相談しながら最適なスケジュールを決定しましょう。

  • Q1: 咬筋の発達が顔の外見にどのような影響を与えますか?
    咬筋の発達が過度に進行すると、特に顎部が強調された印象を与え、エラ張りと呼ばれる状態が生じます。エラ張りは顔の輪郭が大きく見え、小顔効果を望む人にとって悩みの種となることがあります。

  • Q2: 美容鍼療法は咬筋の緊張を緩和するのに効果的ですか?
    はい、美容鍼療法は咬筋の緊張を緩和し、顔の輪郭を引き締めるのに効果的な方法の一つとされています。鍼を使用して特定のポイントにアプローチし、筋肉の緊張を緩和します。ただし、個人差があり、継続が必要な場合があります。

  • Q3: 美容鍼はどれくらいの頻度で受けるべきですか?
    美容鍼の頻度は個人の状態により異なりますが、最初の3回は週に1回、その後、1ヶ月に一度の頻度で行うことで改善、キープしやすくなります。継続が美容効果を最大限に引き出すために必要です。専門家と相談しながら最適なスケジュールを決定しましょう。