コラム
【健康コラム】正しい姿勢バランスとは?維持するためのヒントやコツを紹介!
「正しい姿勢」と聞くとどんな姿勢をイメージしますか?また、「正しい姿勢」を意識すると体に力が入ってしまいませんか?
本来のいい姿勢は呼吸がしやすく体がしっかり伸びているのに、足や腰など土台はしっかりしている姿勢のことを指します。
今回のコラムでは、どうやってその「正しい姿勢」を日常に取り入れられるのかを紹介していきます!
- 1.いい姿勢の条件
- 2.いい姿勢の意識的イメージ
- 3.簡単に姿勢改善しない本当の理由
- 4.慢性症状と姿勢の深い関係
- 5.当院でできるサポート
1.「正しい姿勢」の条件
ここでいう「正しい姿勢」とは、体に負荷の少ない健康的な姿勢のことを指します。
この「正しい姿勢」の条件とは、
・身体の部位が適切な位置にある
・無理な力が入らない
・呼吸がしやすい
・無意識にできる
・体の構造と機能に対して最適な状態を維持する
ことができる姿勢です。
皆さんの現在の姿勢は、痛みやこり、スマホやデスクワークなどの日常動作の影響を受けて、各部位の筋力が強く働いたり緩んだりしながら支えあっています。毎日の動作の癖に応じて姿勢は習慣化され無意識化しますが、この時、過度に使いすぎている筋肉や骨の歪み、姿勢バランスの崩れが起きてしまいます。
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つまり姿勢改善には、現在の筋力・骨の歪みを調整し(トレーニングやストレッチ・整骨)、努力姿勢からいい姿勢状態を習慣化させる必要があります。
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今回はいい姿勢バランスはどのような姿勢なのかを解説していきます。
いい姿勢を作りやすいよう、足先から順に解説していきますので、全身鏡を使ってご自身の体の側面が見れる体勢で一緒に行ってみましょう。
①足裏
全体をしっかりと地面につけ安定させます。
②膝と足首の位置
膝は直角に曲げられ、足首は直立姿勢を保つために負担なく支えています
③腰と臀部の位置
臀部は後ろに突き出すのではなく、腰と一直線に位置しています。
④腰部の位置
腰は直立した状態で、前に傾いたり後ろに反らせたりしないように保たれています。反り腰をお持ちの方は調整が難しいと思いますので治療院での指導を受けることをお勧めします。
*この時、くるぶし・膝・腰の側面の3点が真っ直ぐの位置にあります。
⑤背骨のカーブ
背中は自然なS字カーブを保っています。腰部と頸部のカーブが維持されています。
⑥肩の位置
肩はリラックスして下がっており、前に突き出すことなく、背中に引かれています。
⑦頭部と首の位置
頭はまっすぐに、目線は前方に向けましょう。首は無理なく、顔が前方へ出たり、首が極端に前に折れないように注意しましょう。
*この時、くるぶし・膝・腰・肩先・耳の5点が真っ直ぐの位置にあります。
⑧頭の位置
最後に頭はなるべく高い位置に来るよう全身を調節しましょう。
これらの条件を満たすことで、身体にとって健康的で正しい姿勢を維持することができ、姿勢に関連する問題や体の不調を予防するのに役立ちます。
次に「正しい姿勢」の条件と同様に大切な「正しい姿勢」の意識的イメージについてお話しします。
2.「正しい姿勢」の意識的イメージ
姿勢を意識的に改善するために役立ついくつかのイメージを提供します。
これらのイメージは、正しい姿勢を思い出すのに役立ち、姿勢を改善するのに役立つことがあります。
ー頭部吊りのイメージー
自分を天井から吊るされているかのように想像し、頭頂部から引っ張られる感覚を持つことで、背中が伸びて背筋を伸ばします。
※この時足裏は不安定にならないよう、しっかり地面を感じ、重力と頭部の釣りのイメージにより上下に引っ張られている感覚をイメージすることが大切です。
ー壁立ちー
壁に立って、背中と頭が壁に触れるように立つと、正しい姿勢が自然に感じられます。
【姿勢】国家資格者が教える!正しい立ち方
ーキャンドルの炎ー
頭部から足先まで、身体全体が一本のキャンドルの炎のように垂直に立っていると感じることで、姿勢を改善できます。
これらのイメージを使って、姿勢を意識的に改善し、日常生活で正しい姿勢を維持するのに役立ててください。姿勢を改善することは、身体の健康と快適さに大きな影響を与えることがあります。
3.簡単に姿勢改善しない本当の理由
❶習慣の問題
悪い姿勢が長年の習慣となっている場合、それを変えるのは難しいことがあります。身体が特定の姿勢に慣れてしまっているため、正しい姿勢を体に慣れさせることが必要です。
❷筋力の不足
姿勢を維持するために必要な筋肉が弱い場合、正しい姿勢を維持することが難しくなります。例えば反り腰の方の腹筋の筋力低下などです。筋力をつけるための運動やトレーニングが必要です。
❸日常生活の制約
仕事や日常生活の中で、長時間同じ姿勢を保たなければならない場面があるため、姿勢改善が難しいことがあります。長時間の座位やデスクワークは、姿勢に悪影響を与えることがあります。その場合休憩やストレッチが重要です。
❹痛みや不快感
悪い姿勢によって既に痛みや不快感が生じている場合、正しい姿勢に変えることは逆に痛みを増加させる可能性があり、モチベーションを低下させることがあります。
❺忙しさ
多くの人々は忙しい生活を送っており、姿勢改善のために時間を割くことが難しいことがあります。また、忙しい時は体が緊張しやすいため、姿勢改善しにくいとも言えます。こういった場面でも、なるべく体の力を抜いて過ごすことが大切です。
上記のような理由・環境で姿勢改善を諦めてしまう方は多いです。
姿勢改善は、自身のために本当に必要な正しい姿勢バランスを知り、そのために必要なトレーニングや歪み改善を行うことでかなり維持しやすくなります。自己判断だけでなく、専門家に頼ることも手段の1つです。
4.慢性症状と姿勢の深い関係
慢性症状と姿勢の間には深い関係があります。不適切な姿勢が長期間続くと、身体にさまざまな慢性症状や健康問題が発生する可能性があります。以下は、慢性症状と姿勢の関係のいくつかの例です。
ー腰痛ー
前かがみの姿勢や腰を丸めた状態を長時間続けると、腰椎への圧力が増加し、腰痛が発生する可能性が高まります。また、仙腸関節の不安定さや筋力の不均衡も腰痛を引き起こす原因となります。
ー首の痛みー
頭部の前方傾斜や長時間の首の前傾姿勢は、首の筋肉に過度なストレスをかけ、頸部痛を引き起こすことがあります。
ー肩こりー
肩の前方に突き出した姿勢や、肩甲骨の位置の不適切な配置が、肩こりを引き起こすことがあります。肩こりは首や肩の筋肉の不快感や緊張を伴うことがあります。
ー頭痛ー
悪い姿勢によって首や肩の筋肉が緊張し、頭痛の原因となることがあります。特に、コンピューター作業やスマートフォンの使用による前かがみの姿勢が関連しています。
ー呼吸の制限ー
前かがみの姿勢や肩が内側に入った姿勢は、胸郭や肋骨の動きを制限し、正しい呼吸を妨げる可能性があります。これは慢性的な呼吸の問題を引き起こす可能性があります。
これらの問題を予防または改善するためには、正しい姿勢の維持、作業環境の調整、運動やストレッチ、姿勢改善のためのトレーニングが重要です。
5.当院でできるサポート
①AI姿勢診断
「姿勢の歪み」を最新のAI技術で分かりやすく数値化できる姿勢分析システムです。高精度AIを用いて、あなたの身体、あなたの動作の状態を、科学的に計測することが可能です。また、当院は国家資格者による評価・治療ですのでご安心ください。
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②姿勢改善プログラム
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